2017年の野球シーズンが始まり、楽天イーグルスが予想以上に勝っているいるけど後々失速しそうな要素があるのでのたまってみる。
今年の楽天イーグルス強い
2013年に優勝して以来、すっかり弱小チームに戻った感のある楽天イーグルスですが、開幕直前の予想に反して勝ちまくっています。しかも打ち勝っています。
なぜ予想に反してか
開幕直前に以下のような状況だった。
- 開幕先発予定だった岸がインフルで離脱
- 則本、松井(裕樹)がWBC帰りで疲労が予想される&調整遅れの心配
- 岸を除いては目立った補強がなく、投手を中心に中堅の選手が怪我で出遅れてルーキー頼み
- 昨年からいる外国人選手達は昨年のデータ的にそこそこ程度
- 新外国人投手は期待はするものの未知数
- 開幕3連線対戦相手オリックスの先発投手は金子、コーク、西で3連敗確定的
- 4-6線目はソフトバンクで千賀、武田、バンデンバーグで勝ち目が見えない
結果
最初の6戦の結果は5勝1敗勝てた要因
- 1番茂木と2番ペゲーロが打ちまくっている&ホームランも多く得点源になっている
- 5番銀次が機能していて、打率が高い
- 6番今江が予想外に調子がいい
- 7,8番が出塁し9番嶋が犠打もしくは四球で1番茂木につなぐことが多い
- 新人の中継ぎ陣3人がとてもよく失点しない
- 新外国人のハーマンがそれなりに抑えている
- 松井、則本が今の所WBCの悪影響は無さそう
- 外国人2人を守備に使っているが今の所崩壊というレベルではない
本当に観ていて楽しい。だって価値が多いんだもん。
心配な事
勝ちが先行している楽天イーグルスですが個人的に心配していることがある。
- リリーフ陣の登板数が多く登板過多ペース、交流戦前に疲労蓄積で投手陣崩壊しそう
- いつまで守備に目をつむった布陣でごまかせるのか
- 打線はみずもの、いい時も悪い時もある、得点できないときに試合を作るための先発投手層が薄い
- ときには大負けをすることもある。そんな時に必要なイニングイーターがいない
- 勝負がまだついてない時、勝ちそうな時の6回に登板させる福山の負担が大きすぎる
- 勝ち継投、福山、今年の新人リリーフ陣以外の投手の落差が大きく期待できない
で、野球とマネジメントの話は?
上述の通り、楽天イーグルスは現在勝っているが早晩失速する要素をはらんでいます。 そんなことわかった上で梨田監督は采配していると考えますが。 どうやって選手をやりくりしながら140以上の試合をして他球団よりも勝ちを多く獲得するか、 これがマネジメントにあたるだろうと考えます。
優勝するために何をマネジメントしないといけないか
- リリーフ投手を年間60登板くらいに抑えて疲労に注意しつつ結果を出さなければならない
- 調子がよい投手を使い続けると、あっというまに勤続疲労を起こすし登板過多になる
- 開幕当初先発ローテに指名した投手が1年を通して1軍で活躍できる保証がない
- 岸は例年怪我で離脱するらしい、また2軍で調整している先発投手とどのタイミングで入れ替えるか
- いつまでウィーラー、アマダーを使い続けるのか
- 正直ここで打線が切れる。いつまで打順を維持するのか
- ペゲーロ対策されたらどうするん?
- ペゲーロ抑えられる時期がきた時にどうするのか
会社でもよくありますよね、便利な人材、優秀な人材に仕事の負荷がかたよること。 どうやって組織の能力を出し切って、勝ち逃げするか。 特定の人材が過負荷で倒れると、そこから堤防の決壊のようになしくずしになります。
そういうことがないように、かといって出来るだけたくさん勝つためにうまく1軍級2軍級を使い分けて負荷を分散するのか。 140試合ちょっと、それからそのあとの日本シリーズなど出来るだけ主力の疲労を蓄積させすぎないように長丁場を戦っていかなければなりません。
長丁場を戦い抜くには、ベテランをうまく使う事も大事だし若手を育てて活躍させる必要もあります。 他球団が対策をしてくるように、こちらも相手チームの対策をし続けなければどんどん勝てなくなっていきます。
そういったことを踏まえると野球てすごくマネジメントの良し悪しが戦略戦術の幅の広さにつながっていく、非常に知能が必要なプロスポーツなんだろうなと思ったわけです。
精神論ばっかりのデーブ○久保がまともに勝てるわけありませんよね。
まとめ
楽天イーグルス頑張れ!応援してまっせ